千葉県貿易協同組合は昭和35年に設立され、以来、55年の歴史をもつ県下唯一の貿易団体であります。
もともとの目的は県内の中小企業の輸出マインドを高め、もって本県の輸出の振興を図ることにありましたが、時代の移り変わりの中でその主体は輸入に転じて参りました。現在では、組合員の構成も輸出・輸入はもとより貿易の振興に共感してくれる企業もひろく糾合するものになっております。
製品を輸出入するということでは共通点はあるものの、私たちの協同組合は同じ業種の集団ではなく、多くの異なる業種から成り立っております。このことは共通のニーズをまとめるのに苦労もありますが、一方では私達組合の強みでもあると思います。
時代は21世紀となりました。そこでは社会や経済の多国籍化や無国籍化が、さらに速いスピードで進んでいくに違いありません。
たとえ地域の中小企業であっても無縁ではなく、その流れに乗っていくことが企業を存続させるための要件となります。
幸い、私達の千葉県は日本で最も発展しつつある地域であり、私達は多くの可能性に恵まれております。私達は自ら努力すればするほど、よりよい状況を改善できる筈です。
影響力は小さいかもしれませんが、千葉県貿易協同組合は事業を通して国際理解と国際貢献に寄与したいという熱意と意欲に満ちています。
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